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賓陽南洞
 
    元々は宣武帝が賓陽中洞と同じ時期に、その母文昭皇太後のために造営した洞窟であったが、完工していないまま残した。遺留される北魏の遺跡は天井の彫刻、壁脚の十神王塑像などあり、窟内の主塑像が唐代初期に引き続き造ったものである。
    窟の上部彫刻は崩れ、平面的には馬蹄形を呈し、上部がドーム型で、正壁には一仏二弟子二菩薩が彫られる。主像は高さ8.20mで、胸を張って堂々と須弥座に端座している。この仏像は唐魏王李泰がその実母―長孫皇後の功績を唱えるために作られ、貞観15年(641年)に完工したものである。髻に上から下まで「品」形の渦模様三つあり、袈裟に半円形の水波紋が刻まれ、竜門の唐代仏像の新様式を始めた。
    賓陽南洞の北壁には梁佩仁が隋大業12年(616年)に造った釈迦双龕もある。それ以外、この洞窟は竜門における唐代貞観時期の仏像が最も密集な洞窟でもあり、合わせて30余件に達する。その中、北壁の一つの立仏龕(高さ2.5m)は主像が阿育王の塑像様式であり、濃い髻、厚い袈裟など、何れも濃厚な犍陀羅芸術の風格を現している。
 
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